世界史に見られるランドパワーとシーパワーの戦略 VOL124
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>つまり、私が以前から指摘しているように、華北に成立した政権は渡洋攻撃が必
>要な台湾より、地続きの朝鮮半島の制圧を、必ず優先するし、実行する。これ
>が、ランドパワーというものの行動原理の本質だ。逆に言えば、北朝鮮の立場で
>は、「中国の軍事侵攻」が常に有りうることを意味する。
> 東北は中国の重工業の中心であり、最大の農業地帯でもある。いわば、中国の
>象徴的地域なのだが、上海をはじめとする沿岸部に比べ、経済成長に取り残され
>た不満がたまっている。しかも北京に地理的にも近く、民族的にも“異民族”の
>満州人や朝鮮人が多く、不安定要素となっている。
朝鮮族だけでは無く
満州族と言う不安定要素も
有る訳だろうが
彼等は満州国建国時と同様に
親日と言う意見も有るが
朝鮮族は矢張り無理と言う事だろうか
> 麻薬や偽札の問題もあり、中国指導部は、明確に「北朝鮮取り潰し」に舵を切
>り、北朝鮮はそれに反発している。背景には、韓国と米国が、戦時作戦統制権の
>韓国移譲作業を、2009年10月15日から2012年3月15日の間に完了させることで合意
>したことが挙げられる。
> これにより、移譲は2011年下半期とされる可能性が高まったことで、在韓米軍
>撤退により半島から米軍がいなくなることの確約が米中間でなされたのだろう。
> つまり、中国にとって、北は対米防波堤、緩衝地帯としては完全に存在意義を
>失い、お荷物兼厄介者以外の何者でもなくなったということだ。まさに、私がか
>って指摘したような「中朝二虎競食計」の状態だ。
>朝鮮戦争以来の在韓米軍の存在が、半島のパワーバランスを維持していたのだ
>が、それが抜け、力の空白が起きると、途端に古代と変わらぬ内乱と争乱の時代
>に入るのがランドパワーの宿命だ。
今後は北朝鮮に代わり韓国が米中の緩衝地帯と
成る訳だろうか
> 9月以降、サハリン、アザデカン、北の核武装と、目まぐるしく動きがあった
>が、全て「ランドパワー」というものの本質を理解することで、はじめてその意
>義が分かる。今後、益々ランドパワーはその狡猾、残忍、獰猛な本性を発揮して
>いくだろう。
> 北の核武装は、日本にとっても、私が兼ねてより主張している、アジア主義者
>や対ランドパワー友好論者を撲滅する絶好の機会だ。
> つまり、「ピンチをチャンスにする。」ことが必要だ。そして、この「中朝二
>虎協食」は、どうにかすると、中国内のランドパワーVSシーパワーの対立に火を
>付ける契機となることを理解すべきだ。
> 上海を中心とする沿岸部の勢力は、北朝鮮の傀儡化やチベットの支配などには
>興味がなく、むしろ、これらの地域を切り離して、経済発展したいと考えている
>が、胡錦濤が東北地域の発展のため、北に肩入れしすぎ、そのコストを上海など
>の沿岸部に負わせようとすると、必ず、摩擦がおきる。
> 既に、国内の農村の不満の高まりから、胡錦濤は、農村の税を減免するととも
>に、富裕な外資や沿岸地域からしっかり税金をとって、農村建設に還元しようと
>いう考えに舵を切った。
外資への課税と言うのが確かに拡大して来たのは
事実だろうか
> ランドパワーは、いかに強大に見えても、一回の敗戦や外交上の失敗が容易に
>体制崩壊に結びつく脆さを秘めている。隋の高句麗遠征の失敗、長篠合戦後の武
>田氏やアフガン撤退後のソ連崩壊等がその例だ。
>この状況で日本の取るべき戦略は、たった一つ。第九計「隔岸観火」だ。もちろ
>ん、単に傍観するというだけではなく、シーパワーによる「海上からの圧力はか
>け続ける」必要がある。決して、半島の争乱に介入してはいけない。古代の白村
>江、近代の日韓併合の愚を犯してはいけないのだ。
> はたして、間もなく公孫康から袁尚、袁煕の首が届けられてきた。何故こうな
>ったのか、納得のいかない顔の幕僚たちに、曹操はこう答えたという。「もとも
>と公孫康は袁尚らの勢力を恐れていた。もし私が、軍を動かして性急に攻撃を加
>えれば、彼らは力を合わせて抵抗しただろう。しかし放っておけば仲間割れす
>る。これが自然の成り行きというものだ。」この故事は「隔岸観火」の考え方を
>実によく表した一言といえるのではないだろうか。
> いずれにせよ、ランドパワーとの間には、政治的には冷戦状態を保つしかない
>というのが古代から現代に至る、日本の国家戦略の柱だということを再認識し、
>隋に対して臣従を拒否した聖徳太子、蒙古に対して徹底抗戦した北条時宗を参考
>にして、今後の国難にあたる必要がある。
ロシア・中国・欧州が
勝手に自滅と言うのは
有り得るのかどうかだが
中国が北朝鮮に侵攻後
朝鮮族や満州族等の内乱で自滅と言う可能性は
有る訳だろうか
(まあしかし日本も何もし無いと言うのは
どうなのかだろうし
調略のみならコストを賭けず共
可能である訳だろうか)
- [2006/10/30 20:51]
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